本の整理にかかわる仕事

 図書館司書の仕事はその全てが本にかかわっているといえますが、その中でもここでは本そのものに直接触れるお仕事をご紹介します。

1、棚に並ぶ本の整理
2、棚へ並べるための本の装備
3、本のデータを登録する
4、壊れた本の修理

 この四つが本そのものに触れることになるお仕事です。

1.棚に並ぶ本の整理

 1は本棚に並んでいる本の並びを整理するお仕事です。図書館は職員だけが入る場所ではないので、返却されてきた本をきちんと本棚の元の位置に戻していても、利用者が一度手にとって全く違う棚に戻しているということもあります。

 そのため、図書館の本棚は常に整理しておく必要があります。きちんと整理しておかないと、利用者に探している本の場所を聞かれた時に所定の位置に無く、すぐにお渡しすることができないのでこれはとても重要な仕事です。

2.棚へ並べるための本の装備

  2は図書館の本ならではの装備というお仕事です。図書館の本は自宅の本とは違い、不特定多数の人が手に取ることになります。そのため、書店からやってきた本をそのまま棚に並べてしまうとあっという間にぼろぼろになってしまいます。

 図書館ではそれを避けるために新しく入ってきた本には必ずビニールのカバーをかけます。図書館には図書館の職員が使う特殊な道具がそろっており、このビニールのカバーものりがついている特殊なものです。

 本にカバーをかけるというよりはビニールのカバーを貼り付けていくという感覚の作業になるので、これをきれいに仕上げるには少々熟練が必要です。

3.本のデータを登録する

  3はコンピューターを使っている図書館であれば本のページ数や大きさなどといったデータをコンピューターに登録するという作業です。コンピューターを使っていない図書館ではカードを使って整理していますので、そのカードに情報を記入して本の情報を整理します。現在はコンピューターを使っている図書館がほとんどですから、コンピューター操作の技術は必須といえます。(参考:パソコン資格・IT資格ガイド

4.壊れた本の修理

  4は利用者への貸し出しによって壊れてきた本を修理する作業ですが、これには、壊れた本の修理だけでなく、落書きされている本の落書き部分を消したり、切り抜きページがある場合は切り抜かれている旨を本の裏表紙などに明記するという作業も含まれます。

 図書館の本は数え切れない人々の手に渡りますから、壊れてしまうことはよくありますし、残念ですが、心無い人々に汚されてしまうこともあります。

 汚した利用者がはっきりしている場合は弁償を求めることもありますが、誰が汚したのかわからない本については図書館司書がきれいにしたり、どうしてもきれいにならない場合は買い換えたりしなくてはなりません。ですが、買い換えるにはお金もかかりますので、図書館司書はなるべく本を長く使ってもらうため、修理や補修を常に行っています。

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