貸し出し数、予約数で評価

  図書館司書というお仕事は利用者に満足して頂けるように本を選び、質問に答えていくというのが主な仕事内容になります。

 では、司書の仕事はどのように評価されているのでしょうか?残念ながら図書館を利用した利用者全員に満足できたかどうかをお聞きするわけにはいきません。

 ですから、利用者の満足度が必ずしも司書の評価につながるというわけではないのです。もちろん、アンケートをとったり、意見を書いて入れて頂くポストを作ったりして利用者の満足度をはかる努力をする場合もありますが、たいていの場合、司書の評価はその図書館の図書貸し出し数と予約数で左右されます

 この二つは明らかに数字になって出てくるので、誰が見てもわかりやすいからです。このほかにどれくらいの質問を受けてどのように答えたのかをレファレンス数としてカウントして評価される場合もありますが、それでも主な評価は貸し出し数と予約数という図書館がほとんどでしょう。

 つまり、たくさんの本が貸し出され、たくさんの予約が入ればその図書館、ひいては図書館に勤めている司書は優秀と判断されるわけです。

  図書館司書のお仕事のところでご紹介したように、図書館司書のお仕事は本にかかわることだけではありませんし、ただ単純に本を貸し出し、予約を受け付けるだけではないのですが、この評価に関しては貸し出し数と予約数に偏って評価されてしまうことが多いのです。

 予算がなくて本が買えなくても、人気本ばかり買っていてはいけないと人気本ではない重要な資料を予算で購入しても、貸し出し数が落ちれば評価は落ちてしまうということもよくあります。

 本の貸し出し数が多ければ当然利用者の手にたくさんの本が渡っているということなので、その部分は評価されていいと思いますし、予約数も同じように利用者が予約をしてでもその本を利用したいと思ってくださっているということですから評価されてしかるべきではあるでしょう。

 ですが、それ以外の司書の仕事については評価されないこともしばしばあります。

 では、貸し出しと予約の数だけ増えていけばいい司書なのでしょうか?

 それは違います。司書はあくまでも利用者に満足して頂くことがお仕事です。たとえ数字として評価してもらえなくても、皆さんが図書館司書として努力していることは必ず利用者の皆さんが目にして評価してくださっています。

 逆に仕事の手を抜けばそれも利用者の皆さんには必ずわかります。司書としての仕事ぶりの評価は利用者の皆さんが常にしてくださっているのだと思って日々努力すること、これが優秀な図書館司書になるための一番の心構えです。

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