自己紹介1(司書との出会い〜大学時代)

  私が図書館に初めて足を踏み入れたのは小学校の学校図書館でした。

 私が小学生だった頃はまだ学校図書館司書がきちんと配置されていない学校図書館がほとんどで、私も図書委員の子供がたまに図書館にいるだけという学校図書館が初めて体験する図書館でした。

 それでも、子供心に自分の知らないものがたくさんあって、それを自由に手にとって見ることができる驚きと喜びは今でも覚えています。

 その後、父の仕事の都合で転勤があり、学校図書館が閉鎖されている学校へと転校しなくてはなりませんでした。

 地域の図書館は遠すぎて小学生の私には利用することができず、次に私が図書館に出会ったのは中学生になった時でした。ですが、ここでもまだちゃんとした図書館司書に出会うことはできませんでした。学校図書館司書が配置されていなかったからです。

高校に入って司書に出会う

  本物のと言ってはおかしいですが、きちんと資格を持った図書館司書という人に出会ったのは高校に入ってからのことでした。私が通っていた高校にはとても大きな図書館があり、そこには司書教諭の資格を持っている司書さんが常駐していたのです。

 初めて司書という人に出会い、私がほしいと思った資料を何も見ずにどこの棚のどの辺にありますと即答された時には本当に驚きました。その司書さんは長くそこの学校図書館に勤めていらっしゃって蔵書の全てを把握していたのです。

 感動した私は図書委員になり、その司書さんのお手伝いをするようになりました。お手伝いをしてみてわかりましたが、この司書さんは子供たちが本当に見たいと思っている本を入れるということをとても大切にしていらっしゃいました。

 私たち図書委員を本の問屋さんへ連れて行って、図書館へ入れる本の一部を選ばせてくれたことさえあったのです。

 それは私には衝撃的な出来事でした。私が司書を目指そうと思ったのはこの司書さんに出会ったからです。

 こんなふうに図書館の全てを把握して、利用する人のために図書館を作り上げてみたい、そう思ったのです。

司書過程のない大学へ

 ですが、私が選択したのは司書課程のない国文科の大学でした。

 理由は一つです。司書課程のある大学へ行って司書の勉強だけして司書になったのでは図書館のことしかわからなくなってしまうのではないか?あらゆることに通じていなくてはいけない司書がそれではいけないのではないか?そう思ったからです。

 図書館に一番多いのは文学の本です。ならば、文学の勉強は是非しておくべきなのではないか?そう判断して国文科の大学へ通いました。司書の資格は大学を卒業してから単位だけで取得できることを知っていたので、大学に通っている間は文学の勉強に集中しました。

 そして大学を卒業する年に色々調べた結果、昼間は働いて学費を自分で捻出しながら通える夜間大学に司書課程があることを知り、昼間働きながら夜、司書の資格を取ることに決めました。

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