最初に覚える最低限の仕事

  採用試験に合格して採用されれば図書館司書としてのお仕事が始まります。では、図書館司書とはどのような仕事をしているのでしょうか?

  ここでは私が勤めていた公共図書館でのお仕事を中心に実際に図書館司書がどんな仕事をしているのかをご紹介します。

 図書館司書と一口に言ってもその仕事は多種多様です。皆さんが図書館を利用するときにカウンターで目にする図書館司書のお仕事がその全てではありません。図書館司書にはカウンターに座る前に覚えなくてはならないことがたくさんあります。

  たとえば、図書館で使用される専門用語を覚えなくてはお仕事はできません。もちろん、図書館司書の資格を持っている人ならば一通りのことは覚えているはずですが、図書館によって独特な分類をしたり、特殊な用語を使っているところも少なくはありません

 そういった基本的な知識を身につけなくてはカウンターに座ることはできません。更に、どこにどんな本があるのかも覚えなくてはなりません。本は分野ごとに分類されNDCと呼ばれる分類番号が振られています。

 これらについては単位を修めれば自然とわかっていることのはずですが、必ずしもこの全国共通の分類で全ての本が並んでいるわけではありません。図書館ごとにオリジナルの並べ方をしている本が必ずありますから、それらの配置を全て覚える必要があります。

配架と呼ばれる作業

  これらの全てを覚えるために最初に集中してやらなくてはならないのが配架(はいか)と呼ばれる作業です。これは、利用者に貸し出していた本が返却されてきたときにもとあった棚へ本を戻していくという作業で、単純そうに見えて図書館全体を理解しなくては正確に行えないお仕事です。

 しかも、図書館全体を重い本を持って歩き回ることになるので、とても体力を必要とします。司書というとカウンターに座って静かにしているイメージが強いかもしれませんが、この配架に限ってはとても体力を必要とします。

 そしてこのお仕事を覚えなくては一人前の司書にはなれません。最初は慣れなくて時間もかかり大変ですが、この作業がスムーズにできるようになれば他の仕事も簡単にできることが増えていきますので、頑張って図書館全体の本の配置や、採用された図書館の特徴を覚えながら頑張りましょう。

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