司書として読んでおきたいもの
司書としてお仕事をするようになると、それまでは想像もしなかったような質問を受けたり、想像もしなかった仕事をすることになったりします。そんな時に読んでおけば役に立つ本を何冊かご紹介しましょう。
「ず・ぼん
」
ポット出版から出版されているシリーズ本で、現在最新刊は13巻です。全国の図書館の最新情報を教えてくれるだけでなく、図書館の問題点についても鋭く追及してくれる一冊です。こんなことが図書館では起こっているんだということがよくわかるので、図書館司書になる前に読んでおいてもいいでしょう。
「図書館のプロが教える“調べるコツ”―誰でも使えるレファレンス・サービス事例集
」(浅野高史+かながわレファレンス探検隊/著 柏書房)
図書館司書が普段、どのようなことを質問され、それにどのように答えるかが載っている本です。利用者が図書館を利用する時の参考にもなりますので、司書になるならないにかかわらず調べものをするための心得を知ることもできます。マンガやイラストが多く入っていてとても読みやすくなっています。
「実践型レファレンス・サービス入門
」(斎藤文男・藤村せつ子/著 日本図書館協会)
レファレンスというお仕事は図書館司書の仕事の中でも最も重要なものといえます。そのレファレンスとはどんなものなのか、そしてどのようにしていくのがいいのかについて詳しく書かれています。実例集もついていますので、実際にレファレンスという仕事がどのようなものなのかを具体的に知ることができる一冊です。
「浦安図書館を支える人びと
」(鈴木康之・坪井賢一/著 日本図書館協会)
公共図書館の最先端を走り続ける浦安図書館を作り上げている方々のお話が載っています。どのような図書館がいい図書館と呼ばれるのか、図書館で最も充実したサービスとはどのようなものなのか、そしてこれからの図書館はどうあるべきなのかのビジョンが見える一冊です。
「図書館員として何ができるのか
」(西田博志/著 教育資料出版会)
図書館サービスの基本から、図書館司書になったらどこまでどれくらいのことができるかということまで様々なことが勉強できます。市町村立図書館と県立図書館との関係の追及や国立国会図書館との連携などについても書いてあります。多くの図書館の図書館長を歴任してきた著者の視点から図書館司書の存在意義について学ぶことができます。
「司書・司書教諭になるには
」−なるにはBOOKS19−(森智彦/著 ぺりかん社)
あらゆる職業に就くための方法をシリーズで紹介している「なるにはBOOKS」シリーズの中に収録されている図書館司書になるための本です。図書館司書にはどうやったらなれるのかが最もシンプルに書いてある本なので、図書館司書になる方法を詳しく知りたい人はこの本から読むとよいでしょう。
「本の雑誌
」
本の雑誌社から出版されている書評雑誌です。他の出版社から発売されている書評誌は普通に読んでいる分には問題がありませんが、出版社の影響で書評が偏っていたりします。司書はそういった視野の偏りを排除して本を選ぶことをしなくてはならないので、この本の雑誌社の書評はとても勉強になります。
他の書評雑誌と違い、この雑誌は出版社や作家からの影響を受けずに書評家が本当に評価する本が載っている数少ない書評誌の一つです。司書は本の情報をいくら持っていても邪魔になることはない職業ですから、こういった書評誌は常に読んでおくといいでしょう。